たじまんまに兵庫県の農林水産業を支援する自販機第1号を設置

2023.12.11

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 キリンビバレッジ株式会社近畿圏統括本部は12月6日、兵庫県内の農林水産業を応援しようと、地産地消の拠点であるJAたじまの直売所・JAファーマーズマーケットたじまんま(豊岡市)に、「兵庫の農林水産業支援自販機」第1号機を設置しました。同直売所が負担する売り上げの一部(1本につき税抜2円)は、兵庫県認証食品を使用する食育イベントなどに活用されます。同社は、この活動に賛同する企業等を中心に働きかけ、令和6年末に200台設置を目指しています。

 同社と県は平成26年1月に、県内特産品の知名度向上を目指す包括連携協定を締結。県認証食品を懸賞品にしたキャンペーン等を行ってきたが、1カ月ほどの単発で終わっていました。今回は、県内農林水産業を継続して支援する仕組みづくりの一環として企画されました。

 自販機には、県内産の肉や魚、野菜などのイラストが描かれているほか、県認証食品についての説明が記載されています。

 同日に開いた除幕式で、JAの太田垣哲男組合長は「JAには、『コウノトリ育むお米』や『たじまピーマン』など、たくさんのブランド品が県認証食品に登録されている。この自販機を通じて、消費者の認知度向上や販路拡大につなげたい」と話しました。

 県認証食品の制度は平成16年7月に創設され、令和5年11月現在で約2,400食品が認証されています。食品の個性や特徴のほか、安全性の確保や安心感の醸成がなされている農畜水産物や加工食品が県から認証を受けることができます。