JA共済

活動レポート

中学生が自転車事故の危険性学ぶ

2014.10.14

 JAたじまとJA共済連兵庫は10月10日、兵庫県警察と連携し、交通事故防止活動の一環として、豊岡市立豊岡南中学校で自転車交通安全教室を開きました。但馬地域で初めて開いた同教室には、同校の全校生徒、教師、関係者など約570人が参加。参加者らは、スタントマンが再現する事故を見て、交通ルールを守ることの重要性を学びました。

 

141010jiko.jpg 教室では、実際に起こった自転車事故の事例を紹介しながら、スタントマンが交通事故を実演しました。見通しの悪い路地から飛び出して乗用車と衝突したり、大型トラックが曲がるときにできる内輪差で後輪に巻き込まれたりする事故が再現されると、生徒からは驚きの声が上がりました。

 その他、2人乗りや傘差し運転などの交通ルール違反により歩行者にケガをさせてしまい、高額の賠償を請求される事例なども紹介され、生徒らは、どうすれば事故を防ぐことができたか考えながら、スタントを見学しました。

141010jiko2.jpg また、兵庫県警察本部の職員が、兵庫県では、平成25年は平成24年より交通事故件数は減ったものの死者数は増えていることや、但馬地域では交通事故による死者の多くが高齢者であることなどを説明。自転車は車両であることを意識し、例外的に歩道を走るときは歩行者を優先して徐行することを呼び掛けました。

 スタントを見学した同校3年生の生徒は、「初めて交通事故の現場を見て、事故の恐ろしさを知った。自転車で通学している時に、はっとした経験があるので、交通安全を意識して通学したい」と話していました。

 同JAの稲葉誠常務理事は、「交通事故の怖さを知り、交通安全に対する意識を高めてほしい。誰もが安心して道路を通行できる地域にしていきたい」と話していました。