営農指導事業さらなる強化へ意思を統一

2017.05.01

 JAたじまは4月27日、本店で営農相談員・TACの進発大会を開き、平成29年度は農業の振興と農業者の所得向上に向けて、営農相談員、TACの「出向く営農相談」活動と目標数字を意識した営農活動に力を入れることを決めました。大会には営農指導の担当者や役員ら約50人が出席し、営農指導事業の方針を全員で確認。さらなる強化へ意思を統一しました。
 進発大会では、尾﨑市朗組合長が、「農業を取り巻く環境が厳しい中で、地域農業や農業者をJAがいかに支えるかが求められている。地域の資源を最大限に生かしたブランド力を一層強化し、農業の振興と農業所得の増大に貢献していこう」とあいさつ。営農生産部の小山有俊部長らが、省力化、効率化による出荷量や農産物の作付面積を増やし、実需者の望む出荷量の安定供給を目指して、JA担当者が足を運んで組合員の悩み、要望を聞き出し、さまざまな提案ができる体制を強化すること、27年度から始めたポイント目標制度を改善し、訪問結果に対する助言、フィードバックを含めた管理の徹底により訪問活動の精度を高めること、アグリマイティー資金の活用など農業融資をTACの評価基準の項目に加え、支店長、ライフアドバイザー(LA)や金融渉外係など部署を越えた連携を強化してJAの強みである総合力を一層生かすことなど、営農活動の方針や制度の概要と変更点などを説明しました。各営農生活センター職員は、今年度の活動に向けた決意を表明しました。

170427soudannintac.jpg 大会では、28年度の営農相談員・TACの優績表彰を実施。最優秀賞には、豊岡営農生活センターの岡田亘平営農相談員(写真)を選びました。岡田相談員は、「JA利用の少ない生産者を中心に、少しでもJAを利用してもらえるよう訪問、声掛けを増やした。JAを利用して良かったと、生産者の期待に応えられるよう販売に尽力したことが結果につながった」と喜びを語りました。