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セリ市

活動レポート

神鍋高原で但馬牛を放牧

2014.07.04

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 豊岡市日高町の神鍋高原にある万場スキー場で、但馬牛が放牧されています。妊娠が確認された母牛約20頭が、標高約750mのゲレンデを歩き回り、ゆっくりと草を食べています。放牧期間は11月まで。

 

 畜産農家と豊岡市、豊岡農業改良普及センターが今年4月に豊岡市但馬牛放牧組合を発足。但馬牛の品質向上と飼育農家の省力化を目的に6月19日から放牧を始めました。ゲレンデの一部、約8haを放牧場として活用。周囲には電気柵を設置し、その費用の一部を市が助成しています。

 

 放牧には3戸の繁殖農家が取り組んでいます。高騰する餌代の削減、餌やりや糞尿の処理など牛舎での作業が省けます。なにより牛にとって、狭い牛舎より広いゲレンデの方がストレスを軽減でき、健康増進に役立ちます。また、傾斜地を駆けることで、足腰が鍛えられ、スムーズな出産と丈夫な子牛の出産にもつながるそうです。スキー場側も夏場の草刈りの手間が省け、ゲレンデで牛が草を食む風景は地域に話題と観光資源の提供もでき、お互いにメリットがあります。ゲレンデには、2日に1回農家が交代で牛の様子を見に行っています。

 

 同組合の綿田謙会長(豊岡市宮井)は、約40頭を飼育しています。綿田さんは、「放牧にはいろんなメリットはあるが、適した場所がない。スキー場だと辺りが見渡せ、すぐに牛の居場所が確認できる。放牧して約2週間経つが、牛の毛のつやが良くなっているし、とてもリラックスして健康状態も良さそうだ」と話していました。

 

 10月26日には、道の駅神鍋高原で、第96回兵庫県畜産共進会が開かれます。