但馬牛の魅力伝える 研修会を開催

 但馬牛の良さを伝え販売に生かしてもらおうと、JAたじまは但馬牛の取扱業者を対象にした販売の担当者研修会を開きました。6月14日には兵庫県立但馬牧場公園で、28日には豊岡営農生活センターで開き、但馬牛肉を取り扱う旅館のスタッフら約30人が参加しました。

 近年、神戸ビーフなど和牛人気の高まりとともに、県内外からの観光客や旅館の宿泊客などから但馬牛に関する問い合わせが増えています。販売の担当者が但馬牛の知識や特長を学び、販売に生かしてもらおうとJAが協力。肉の店本店の職員らを講師に、研修会を開きました。

170628tajimabeef.jpg 研修会では、JA職員が但馬牛と神戸ビーフの定義や違い、但馬牛の歴史や地理的表示保護制度などを説明。参加者は実際に但馬牛肉を試食し、部位ごとの肉質、味の特徴などを確かめました。参加者は、但馬牛肉の特長を生かした味わい方、ほかの食材との相性や但馬牛肉を食べられる店などについて意見を交わしていました。

 参加者の一人は、「これまでは、但馬牛に関する問い合わせに十分な回答ができるか不安だった。学んだことを生かして、但馬牛肉の品質や味の良さを多くの人に伝えていきたい」と話していました。