上垣さん2部門制覇 たじま農協東部子牛品評会

 JAたじまは10月6日、平成29年度たじま農協東部子牛品評会を但馬家畜市場で開きました。月齢別の2部門で審査し、養父市大屋町の上垣勇吾さんの出品牛を両部門で最上位に選びました。

 品評会には、豊岡市、養父市と朝来市から、29年生まれの雌子牛55頭が出品。月齢による発育差を考慮し、3月31日生まれまでを一部、4月1日以降に生まれた牛を二部として区分し審査。兵庫県立北部農業技術センター、全国和牛登録協会兵庫支部、JAたじま職員らが、一頭一頭発育の具合、品位や資質などを確かめました。

171006toubu.jpg 一部で最上位に選んだ上垣さんの出品牛「おみな5の1」号(写真上)は、3月25日生まれ。父は「丸宮土井」、母の父は「菊西土井」。発育良好で前躯から中躯にかけての幅があり、均称のとれた牛であることが評価されました。

 二部で最上位の出品牛「まるよし」号(写真下)は4月19日生まれ。父に「芳悠土井」、母の父に「丸宮土井」の血統を持ちます。月齢に合った発育と伸びやかさがあり、身体がしっかりしていて但馬牛らしい品位があることが評価されました。


171006toubu-2.jpg 上垣さんは、「どちらも最上位に選ばれて、驚いたが本当にうれしい。小さいころから運動をしっかりし、良く食べ成育も良かった。今後も一層、飼養管理に気をつけたい」と話していました。

 

 審査員は、「全体的に発育が良く、体積感のある牛が多い中で、やや大きすぎる牛も見られた。上位入賞牛は、月齢に合った発育で、但馬牛の特徴が良く出ていた」と評しました。

 

 そのほかの上位入賞牛と出品者は次のとおりです。

◇一部

 1等賞2席=「みやまる」号 森井正彦さん(豊岡市但東町)

    同3席=「はなたじま」号 吉村英美さん(養父市)

    同4席=「ゆりかの1」号 谷口正徳さん(豊岡市)

    同5席=「みゆき2の4」号 寺尾和敏さん(養父市大屋町)

    同6席=「きみ4」号 水嶋芳彦さん(豊岡市日高町)

◇二部

 1等賞2席=「おふく29」号 吉村英美さん

    同3席=「なぞみ2」号 高橋副武さん(養父市大屋町)

    同4席=「ぼたん」号 松嶋笑子さん(豊岡市出石町)