中村さん 最優秀賞をダブル受賞 新温泉町子牛共進会

171004kousikyousinnkaimaka.jpg 新温泉町とJAたじまは10月4日、第12回新温泉町子牛共進会を美方郡農村総合研修センター(美方郡新温泉町歌長)で開きました。町内で生まれた子牛を種牛の部1部・2部、肉用牛の部の3部門で審査し、種牛の部1部の最優秀賞1等1席に中村文吾さんが出品した「こゆき2」を、2部の1等1席に同じく中村さんが出品した「みやまる2」を選びました。

 種牛の部1部で最優秀賞に選ばれた「こゆき2」は、今年1月13日生まれで、父牛は「芳悠土井」、母牛は「こゆき」。発育が良く、体上線と体下線が均平で中躯に伸びもあり、骨の締りや肘立ちの良さなど、均称の取れた品位の良さが高く評価されました。また、種牛の部2部で最優秀賞に選ばれた「みやまる2」は、今年4月13日生まれで、父牛は「芳悠土井」、母牛は「みやまる」。こちらも発育が良く、幅や肋張りに富んでいて、中躯から後躯にかけての充実性が高く評価されました。

 中村文吾さんは、「2部では最優秀賞を受賞したことはあったが、1部で最優秀賞を受賞したのは今回が初めてで、念願が叶ってうれしい。毎日愛情を込めて牛を育てたことが両部門での受賞につながったと思う」と話していた。

 同共進会は、将来に向けた優秀な但馬牛を生産し保留することと、和牛改良と畜産振興を図るために毎年開いています。共進会では、種牛の部1部に今年1月から3月に生まれた雌牛34頭が、種牛の部2部に今年4月から5月に生まれた雌牛26頭が、肉用牛の部に今年1月から3月に生まれた去勢牛16頭の合計76頭が出品されました。同JA畜産部職員が、但馬牛としての資質、品位・均称や発育状態など、1頭ずつ入念に審査し、上位入賞牛を決めました。

 その他の入賞牛と出品者は次のとおりです。

種牛の部 1部 1等賞2席=「ひな」山本智明さん

          同賞3席=「ふじなみ29」村尾千代美さん

        同賞4席=「ふくとみふく」村尾賢一さん

        同賞5席=「みつふくてる3」植田秀作さん

種牛の部 2等 1等賞2席=「にしふく7」植田秀作さん

          同賞3席=「ようこ」兵庫県立但馬牧場公園

        同賞4席=「ふくよ2の5」中井のり子さん

肉用牛の部   金賞1席=「小代の8」福井強さん

          同賞2席=「照栄」植田秀作さん

        同賞3席=「恒藤悠」西坂嘉津美さん

        同賞4席=「栄」小谷和信さん

          同賞5席=「隆光」山本隆章さん