美方郡種牛共進会 上位7頭が県共進会へ

 9月27日、美方郡農村総合研修センター(美方郡新温泉町歌長)で開いた第87回美方郡種牛共進会で、新温泉町の村尾和広さんが出品した「てるひさ」号を最優秀賞の一等賞一席に選びました。この共進会は10月28日に神戸市で開かれる第100回兵庫県畜産共進会の予選を兼ねていて、この日の共進会で選んだ上位7頭を、美方郡の代表牛として県の共進会に出品します。

 てるひさ号は昨年の5月生まれで、父牛は「芳悠土井」、母の父牛に「照忠土井」の血統を持ちます。発育が非常に良く、体積感があり、前駆から後躯にかけての伸びやかさや胸深の深みなど、全体的に均称の取れた品位の良さが高く評価されました。村尾さんは、「牛が夏バテをして食欲が落ちないよう、防暑対策を徹底した。今後も飼育管理に努め、県でも上位を狙いたい」と話していました。
 
兵庫県畜産共進会に出品するその他の入賞牛と出品者は次のとおりです。
一等賞
 二席=「ちよ4」上田伸也さん(村岡区)
 三席=「ふじまさてる2」井上哲也さん(村岡区)
 四席=「ぼたん8の2」淀貴至さん(香住区)
 五席=「にしふく7」植田秀作さん(新温泉町)
二等賞
 一席=「よしえ」山本智明さん(新温泉町)
 二席=「ふくよ2の5」中井のり子さん(新温泉町)

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 共進会には、美方郡内の畜産農家25戸が2歳種雌牛の但馬牛44頭を出品。行政関係者やJA職員などが、但馬牛としての資質や品位、均称など一頭ずつ厳正に審査しました。