平均価格の最高値をまたも更新 但馬牛子牛せり

181010kousiseri.jpg 神戸ビーフや特産松阪牛などの素牛となる但馬牛を取り扱うJAたじまの但馬家畜市場では、平成30年度に入ってから子牛一頭の平均価格の最高値が立て続けに更新しています。10月10日に同市場で開いた子牛のせりでは、雌牛と去勢牛を合せた一頭あたりの平均価格が、前最高値より2万7,891円高の110万7,076円(税込)を記録。今年度に入り4度目の更新となりました。

 畜産課の村尾忠司課長は、「他県市場との価格動向の違いは顕著であり、但馬牛の高騰は神戸ビーフ人気に後押しされているが、但馬牛にの関係者が今日まで継続的な経済活動を行った結果が表れているのでは」と話していました。


 せり市には、兵庫県内の繁殖農家が生後7~11カ月の雌牛118頭、去勢牛167頭の計285頭を上場。但馬牛を買求め、県内だけでなく三重県松阪地方など銘柄和牛の産地から多くの購買者が訪れました。この日の販売総額は3億1,551万6,600円。新温泉町の村尾千代美さんが出品した父牛に「芳山土井」、母の父牛に「照也土井」の血統を持つ雌牛が、この日の最高価格169万7,760円で競り落とされました。