但馬牛 10月子牛市開催

191009JAたじま 子牛市.jpg JAたじまは109日、神戸ビーフや特産松阪牛など高級牛肉の基礎牛になる但馬牛の子牛市を但馬家畜市場(養父市大薮)で開きました。2011年以来久しぶりに雌牛の平均価格が去勢牛の平均価格を上回りました。繁殖用雌子牛の導入が活発であったのと、肥育農家の購入意欲もまだまだ旺盛であったことが要因であると考えられます。また、雌と去勢を合わせた1頭平均価格は約855千円(税抜き)で前回の9月市約853千円(税抜き)に比べ若干の増となりました。

 せり市には、兵庫県内の繁殖農家が生後711カ月の雌牛132頭、去勢牛175頭の計307頭が上場され、雌子牛の平均体重は226㎏、平均日齢は267日、去勢子牛は242㎏の257日での出荷で販売総額は約28,860万(税込)でした。

 同JA畜産課の村尾忠司課長は「直近の神戸ビーフ・但馬牛の枝肉相場が下げ、必然的に子牛価格への影響もあるものと覚悟していたが、9月市に比べ、平均価格が増加し安堵した。1024日には兵庫県畜産共進会がここ但馬家畜市場で開催されるので、肥育牛の競りが例年以上の相場で取引きされることを期待する」と話していました。