第101回兵庫県畜産共進会 名誉賞に中井さんと太田さん

191024usi1.jpg 但馬牛の品質などを競う第101回兵庫県畜産共進会が10月24日、但馬家畜市場で開かれました。最上位の名誉賞に、種牛の部で新温泉町の中井崇泰さんが出品した「よしみ」(写真上)、肉牛の部で養父市の太田克典さんが出品した「菊宮」(写真下)がそれぞれ選ばれました。団体の部では2年連続で、JAたじまが両部門で優勝を飾りました。
 但馬家畜市場で開かれたのは25年ぶり。共進会には、県内の各地域で開かれた予選を勝ち抜いた種牛43頭、肉牛59頭(雌14頭、去勢45頭)の合計102頭の出品があり、JAたじまからは種牛14頭、肉牛10頭の合計24頭を出品しました。県立農林水産技術総合センターや公益社団法人全国和牛登録協会兵庫県支部の審査員らが、資質や品位、発育状態など1頭ずつ入念に審査し、上位入賞牛を選びました。
 「よしみ」は平成30年1月19日生まれで、父に「芳悠土井」、母方の父に「福芳土井」の血統を持ちます。審査では発育良好で体の深み、体積感があり、種牛性が優れていたことが評価されました。中井さんは「しっかり調教してきた成果が出てうれしい」と喜びました。
191024usi2.jpg 「菊宮」は平成29年4月6日生まれで、父に「丸宮土井」、母方の父に「宮奥城」の統を持ちます。肉の付き方がバランスよく、皮膚が柔らかで去勢牛として仕上がっていたことが評価されました。太田さんは、「平成から令和に変わる今年に名誉賞をとれてうれしい」と話していました。臨時の肉牛のせり市では、太田さんの「菊宮」が、この日の最高額1,000万1千円(税別)で競り落とされました。

JAたじまの上位結果は次のとおり。
【種牛の部】
名誉賞=よしみ 中井崇泰さん
最優秀賞1席=おじろひめ2の3 村尾和広さん
同賞2席=てるくに1 上田伸也さん
同賞3席=みつふく2 中井のり子さん

【肉牛の部】
名誉賞=菊宮 太田克典さん
最優秀賞3席=きくやま 上田伸也さん
同賞5席=福春 尾﨑嘉孝さん

【団体の部】
 (種牛の部)=優勝 JAたじま
 (肉牛の部)=優勝 JAたじま