但馬牛 12月子牛市開催

191211JAたじま 子牛市.jpg JAたじまの但馬家畜市場(養父市大薮)は12月11日に、神戸ビーフや特産松阪牛などのブランド牛肉の素牛となる「但馬牛」の子牛せり市を開きました。雌と去勢を合わせた平均価格は82万8697円で、前回の11月市(88万9560円)と比べ約6.8%安、前年の12月市(107万1552円)と比べ約22.7%安となりました。
 12月市は2019年に開催された牛市の中で最も多い雌牛165頭、去勢牛187頭合わせて352頭が上場。総販売額は2億9170万1300円でした。
 同JA畜産課の村尾忠司課長は「上場子牛のばらつきが大きく、発育状態で価格差が顕著となっており、日頃の飼養管理の重要性がより明確となった。今後も繁殖農家の技量が子牛価格に大きく影響してくることは予想できる。逆に言えば、飼養管理をしっかりすれば価格は大きく下落しないものと考える」と話していました。また、競りに出品した繁殖農家は「夏ごろからの枝肉相場価格低下からみて、平均価格の下落は予想していたが、予想以上で非常に残念」と肩を落としています。