但馬牛 8年ぶりに2月子牛市開催

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 JAたじまは9日、神戸ビーフや特産松阪牛などのブランド牛肉のもと牛となる但馬牛の子牛市を但馬家畜市場(養父市大薮)で開きました。2月に子牛せり市を開いたのは8年ぶりで、せり場内は活気づいていました。

 同市場の上場頭数は過去10年で見ると、2012年度の3180頭をピークに年々減少していました。2014年度に3000頭を下回った2906頭だったことから、同市場では2014年度から2月と6月、8月を除く第2水曜日に開催していました。18年度には2692頭まで落ち込みましたが、近年の子牛相場の高騰を受けて増頭意欲が高まり、経営規模を拡大した繁殖農家が多くいたことから、上場頭数が増加。20年度に3031頭の上場となり、21年度から2月市も開催することに決めました。

 2月市は県内の繁殖農家が雌牛96頭、去勢牛152頭を上場。1頭平均取引価格は784,100円で、前回の1月市(844,505円)と比べて6405円下げました。

 JA畜産課の福井徹課長は「久しぶりの2月市開催で但馬特有の降雪の影響による来場者の交通を心配していたが、多くの購買者が来場いただき活気のある市場が開催できた」と話しました。