JAたじまは9月21日、JAのみかた畜産事業所（新温泉町）で、第91回美方郡種牛共進会を開きました。香美町村岡区の上田伸也さん（写真左）が出品した「うえだ744」が最上位の一等賞一席に輝きました。上位7頭は10月27日に淡路家畜市場で開かれる第104回兵庫県畜産共進会（県共）に出場します。

　美方郡内の畜産農家が種雌牛42頭を出品。全国和牛登録協会兵庫県支部ら関係機関が、但馬牛としての資質や品位などを審査基準に基づき総合的に評価しました。

　「うえだ744」は、昨年2月生まれで、父「茂和美波」、母の父牛「照和土井」の血統を持ちます。第12回全国和牛能力共進会（鹿児島全共）の第2区の兵庫県代表牛に一歩届かず、補欠となった牛です。同共進会では、中駆に幅があり、但馬牛として高い資質を持っていることが高く評価されました。上田さんは「他の種雄牛と比べて導入が少ない『茂和美波』の血統を持つ牛で受賞でき、改良の成果が出てうれしい。県共でも上位入賞を目指したい」と話しました。

　第104回兵庫県畜産共進会に出品が決まったその他の結果は次の通り。

一等賞　二席＝「つるひさ」長瀬五一さん（村岡区）

　　　　 三席＝「あきはる」中井崇泰さん（新温泉町）

　　　　 四席＝「るみひこ」淀貴至さん（香住区）

　　　　 五席＝「うえだ677」上田伸也さん（村岡区）

二等賞　 一席＝「しげひさ3」村尾和広さん（新温泉町）

　　　　 二席＝「あかね」中井崇泰さん（新温泉町）