但馬牛 9月子牛市開催
JAたじまが9月13日に、但馬家畜市場で開いた但馬牛の子牛せり市で、雌と去勢を合わせた1頭平均取引価格が昨年11月市ぶりに80万円を超えました。全国の市場では8月までの4市場連続で子牛相場を下げる中、同市場では、2市場連続で取引価格が上昇。市場関係者によると相場を上げた要因は、前月の8月市の休場や子牛の発育の良さに加え、北は岩手・山形、南は大分と、全国各地から多くの購買者が来場したことが、需要の高い但馬牛の引き合いがさらに強まったことだと分析しています。
9月市の1頭平均取引価格は、前回の7月市と比べて約4.9%(3万7,713円)高の80万5,879円でした。県内の繁殖農家が雌牛134頭、去勢牛187頭の計321頭を上場しました。販売総額は2億5,868万7,000円でした。
JA畜産部の谷口広行部長は「生産コストの上昇等で全国的に肥育農家の和子牛導入意欲が鈍る中、平均価格の80万円越えは繁殖農家にとって明日への希望となる」と話しました。