上田晃也さん初受賞 第94回美方郡種牛共進会 県共に向けてはずみ
JAたじまは9月19日、JAみかた畜産事業所で第94回美方郡種牛共進会を開きました。美方郡内の畜産農家が2歳種雌牛30頭を出品し、香美町村岡区の上田晃也さんが出品した「ひめ3」が最上位の一等賞一席に選ばれました。上田晃也さんとしては初受賞ですが、父・伸也さんが同共進会で第89回から毎年最上位を受賞しており、「上田畜産」としては今年で6連覇となりました。
同共進会で選ばれた上位入賞牛7頭は、10月26日に県立播磨中央公園(加東市)で開かれる第107回兵庫県畜産共進会(県共)に出品されます。上田畜産の出品牛は県共でも、種牛の部最上位の名誉賞を3年連続で受賞しています。上田さんは「ひめ3」について「今年の夏は暑い日が続き、えさの食いつきが悪くならないか心配したが、暑さに打ち勝ち品位があり毛並みの整った但馬牛らしい牛に育った。今回の共進会の結果にほっとしている。連覇にこだわらず、今まで通り牛とコミュニケーションをとって県共に臨みたい」と意気込みを話しました。
同共進会では、県北部農業技術センターや全国和牛登録協会兵庫県支部の審査員が、但馬牛としての資質や品位・均称などを審査基準に基づき総合的に評価しました。
最上位の「ひめ3」は昨年1月生まれで、父「丸彩土井」、母の父牛「芳悠土井」の血統を持ちます。月齢に応じた発育の良さや、種牛性を感じられる体上線・肩付きの良さ、さらに但馬牛としての資質や品位を備えている点が高く評価されました。
第107回兵庫県畜産共進会に出品が決まったその他の結果は次の通り。かっこ内は地区名、父、母の父牛の血統。
◇一等賞∇二席=「ふとまる」水間達哉(小代区、茂和美波、芳悠土井)
∇三席=「おふくよし6の2」上田晃也(村岡区、村岡土井、芳悠土井)
∇四席=「ちはる3の5」植田秀作(新温泉町、忠正土井、芳悠土井)
∇五席=「みつなり34」上田純也(村岡区、茂和美波、芳悠土井)
◇二等賞∇一席=「みつふく2の3」中井崇泰(新温泉町、山伸土井、照忠土井)
∇二席=「さかよ3」中村文吾(新温泉町、山伸土井、照忠土井)