但馬牛子牛せり市 子牛平均99万985円 前回比9.9%高で7年ぶりの高値水準

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 JAたじまは11月12日、ブランド牛「但馬牛」の子牛せり市を養父市のJA但馬家畜市場で開きました。

 雌牛と去勢牛を合わせた1頭平均取引価格は99985円(税抜き)で本年度最高値を記録しました。前回10月市の901,476円と比べて9.9%高で、前年同月(908,468円)と比べても9.1%高の結果となりました。今回の平均価格は、100万円に迫る勢いで、201811月市に記録した1081,390円以来の高値となりました。

 全国的に子牛の上場頭数が減少し、平均取引価格が上昇している中、同市場でも子牛価格の上昇を見込み、頭数を確保する動きが強まったことが、価格を押し上げる要因とみられています。また、冬場の和牛肉需要期に向けて、現在好調である枝肉相場の更なる上昇期待感も高まり、特に去勢牛の引き合いが強く、平均取引価格は今年5月市以来となる100万円を超える結果となりました。

 11月市には県内の繁殖農家が雌牛119頭、去勢牛148頭の計267頭が上場し、総販売高は26,4593,000円(税抜き)となりました。

 JAの西谷浩喜営農生産・畜産担当常務は「管内ではクラスター事業を活用した増頭計画を企てる農家も増えるなか、後押しできる相場上昇であった。引き続き高値、安定を期待している」と話しました。

 次回は1210日に開催予定です。