但馬牛子牛せり市 子牛平均101万2,632円 7年ぶりの100万円超え

JAたじまは12月10日、ブランド牛「但馬牛」の子牛せり市を養父市のJA但馬家畜市場で開きました。
雌牛と去勢牛を合わせた1頭平均取引価格は101万2,632円(税抜き)で11月市に記録した本年度最高値を更新しました。前回11月市の99万985円と比べて2.18%高で、前年同月(91万8,480円)と比べても10.25%高の結果となりました。今回の平均価格は、平成30年11月市に記録した108万1,390円以来の100万円超えとなりました。
全国的に子牛の上場頭数が減少し、平均取引価格の上昇が続く中、同市場でも子牛価格のさらなる上昇を見込み、頭数を確保する動きが強まったことが、価格を押し上げる要因とみられます。ほか、冬場の和牛肉需要期を迎え、特に枝肉価格の上昇が期待される年末に向けて去勢牛の引き合いが高まり、平均取引価格は前回11月市に続く100万円を超える結果となりました。
12月市には県内の繁殖農家が雌牛147頭、去勢牛204頭の計351頭が上場し、総販売高は3億5543万4,000円(税抜き)となりました。
JA畜産部の杉岡浩部長は「今月も県内外から多くの購買者の皆さまにご来場いただき、大変ありがたい。雌牛は三重県をはじめとする県外からの引き合いが強く、去勢牛も先月に引き続き県内向けの需要が好調に推移した。来月の初セリも高品質な但馬牛にぜひご期待いただきたい」と話しました。
次回は1月14日に開催予定です。
