ピーマン

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積極的に仲間づくりを進めよう

2014.12.24

 ピーマン協議会は12月19日、JAたじま総合営農センターで平成26年度のピーマン生産者大会を開きました。大会では、平成27年度のたじまピーマンの振興方針を「つなげる、広げるたじまピーマン」とし、仲間づくりに努め産地規模を拡大すること、安全、安心で高品質なピーマンを消費者に届けることと、小学校などでの積極的な食育活動に取り組むことを決めました。生産者、行政、市場関係者、JA全農兵庫やJAたじま役職員など約200人が出席しました。

 

 但馬地域は関西一の夏秋ピーマンの生産地。平成26年度は175人の生産者が約10haで栽培し、昨年より27t多い605tを出荷しました。今季の初出荷の時期は平年並。好天が続いたため順調な出荷となり、木1本当たりの平均収量は6.7kgと昨年を上回りました。8月は日照不足のため、同協議会で導入を促している拍動かん水装置が十分に効果を発揮しきれなかったものの、木1本当たりの平均収量が装置未設置のほ場と設置ほ場では約2kgの差があったため、引き続き装置の設置を呼び掛けました。平成27年度は、知人や集落営農へ声をかけるなどピーマンの栽培を通じて仲間の輪を広げ、栽培面積11ha、生産者数200人を目指します。

 

 同協議会の杉本克行会長は、「今年は出荷数量が増えた反面、日照不足への対応など新たな課題も見つかった。これを来季の栽培に生かし、質、量ともに更に向上させていこう」と意気込んでいました。

 同JAの尾﨑市朗専務は、「農業を取り巻く環境は厳しいが、JAたじまは有利販売や営農指導など、本来の役割をしっかり担えるよう努めていく。関係機関が連携して、販売高2億円の産地を目指そう」と呼び掛けました。

 

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あいさつする杉本会長

 

 大会ではこのほか、豊岡市立出石学校給食センターから小学校でのピーマン栽培体験の発表や、平成26年度の優秀栽培者の表彰などを行いました。

 表彰の結果は以下のとおり。

優秀賞(但馬県民局長賞)=山崎誠さん(養父支部)

優秀賞(全農兵庫県本部長賞)=谷口清さん(みかた支部)

優秀賞(たじま農協組合長賞)=羽尻宏さん(但東支部)

協議会長賞(新規栽培者の部)=小林正樹さん(みかた支部)

協議会長賞(新規栽培者の部)=霜倉寛三さん(但東支部)

協議会長賞(優秀支部)=但東支部

 

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優秀栽培者として表彰を受ける山崎さん