岩津ねぎ

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地域農業を次代に伝える教員らが農業体験

2015.08.05

 JAたじま岩津ねぎ部会は8月5日、朝来市内の学校教諭らを招いて同市特産の岩津ねぎの植え付けを実習しました。部会員、朝来市と養父市の学校関係者、行政やJA職員ら21人が参加しました。

 実習は、行政と同JAで組織する南但地域農業後継者育成対策協議会が主催する、小・中・高等学校教諭南但地域農業現地研修会の一環。但馬地域南部の農業や農産物の加工などを、教員自らが座学と実習を通じて学ぶことで、学校教育への活用を促し、農業の担い手の育成と就農の促進に貢献することを目的に開いています。

 

150805negi.jpg 岩津ねぎの植え付けは、朝来市山口にあるほ場で行いました。参加者らは部会員にネギ苗の植え方を教わりながら、ほ場に作った植え付け溝に苗を立て、倒れないよう丁寧に土をかぶせていきました。また、特殊な鉢で育てた苗を移植機で植える様子を見学し、省力化された農業の進歩に驚いていました。

 研修に参加し、初めて岩津ねぎの植え付けを体験した朝来市立梁瀬小学校教諭の栃下明穂さんは、「実際に自分たちが体験した中で感じた、栽培の苦労や生産にかける思いなども子どもたちに伝えていきたい」と意気込んでいました。

 同部会の荒川欣也副部会長は、「1度の農業体験だけでなく、土寄せや収穫などの管理を見たり体験したりして成長を感じ、地元の農産物にもっと愛着をもってほしい」と話していました。