たじまで農業

活動レポート

「二十世紀」梨180tの出荷を目指す

2013.02.27
 香住果樹園芸組合は2月26日、香美町立国民宿舎ファミリーイン今子浦で第54回香住果樹園芸組合通常総会を開きました。生産者やJA、行政関係者ら約60名が出席。「二十世紀」梨の平成25年度の出荷量を今年度より30t多い180tを目標とすることを決めました。

 香住区は、県下一の生産量がある「二十世紀」の産地。同組合は64戸が、「二十世紀」を主力に約20haで栽培しています。今年度は、昨冬の豪雪で木の枝が折れるなど大きな被害を受けたため、出荷量が平年比87%と減少しました。また品質面では、栽培期間中の気温が高く出荷初日の糖度が11.2度とここ数年で一番高い数値を記録したものの、アザ果が多く見られ秀品率が全体の37.3%と低くなりました。

 新温泉農業改良普及センターによるとアザ果の原因として、7月の降雨により園内で過湿の状態が続いたことなどが挙げられました。湿度を下げるために、混み合った枝を剪定し、風通しを良くすることが大事だと説明がありました。

 第27回香住梨高品質コンクールの表彰もありました。高品質な梨を安定して生産したとして、黒田幸雄さんを最優秀賞に選びました。黒田さんは、「夏は雨が少なかったので早めにポンプで水をやるなど水の管理に気を遣った。そのおかげで収量も平年以上にあった。これからもいい梨を作りたい」と話していました。

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役員の改選では、谷脇一正さんが組合長に再任されました。

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表彰を受ける黒田さん