コウノトリ育むお米

活動レポート

コウノトリ育むお米推進協議会 総会で取り組み確認

2014.01.30

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 コウノトリ育むお米推進協議会は1月29日、JAたじま本店で総会を開き、平成25年産米における取り組みについて確認しました。

 

 同協議会は、コウノトリ育むお米生産部会豊岡北部支部、同部会豊岡南部支部、豊岡市、㈱イトーヨーカ堂、東邦物産㈱、全農パールライス西日本㈱、全農パールライス東日本㈱とJAたじまで構成。イトーヨーカドーでのコウノトリ育むお米の販売推進に取り組んでいます。

 

 総会では、平成24年産米の販売状況を振り返り、イトーヨーカドーでの販売数量は精米で218.4㌧と昨年の201㌧を上回ったことが報告されました。平成25年産米は、豊岡市内での同米の生産数量も玄米で638㌧と昨年を124㌧上回りましたが、登熟期の高温や水不足が品質に影響。平成24年産米は95.9㌫だった1等級の比率が大きく落ち込み、平成21年に同協議会を設立して以降初めて5割を下回る45.4㌫でした。これを受けて同協議会では、土づくりや水管理など基本的な技術を徹底し、品質の向上を目指すことを決議。また、豊岡市百合地と同市祥雲寺に設置している産地交流田で、田植えや稲刈りを通じて生産者と消費者の交流を深めるなど、同米や産地への理解を促す活動に継続して取り組むことを決めました。平成25年産米は、精米で270㌧の販売を目指します。

 

 コウノトリ育むお米生産部会の稲葉哲郎部会長は、「地域によっても品質のばらつきがあるので、基本を守りつつ地域に合った栽培方法を考えなければならない。消費者に満足してもらえるように、より良質なお米を生産していきたい」と意気込んでいました。

 

 また、同協議会では、㈱イトーヨーカ堂と東邦物産㈱が同米の売上の一部を、JAたじまが同米の集荷量に応じた金額を、豊岡市コウノトリ基金へ寄付しています。平成24年産米に基づいた寄付金額は合計1,337,449円で、それぞれ目録を豊岡市の真野毅副市長に手渡しました。

 

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コウノトリ基金への寄付の様子。左から、㈱イトーヨーカ堂の大木宏バイヤー、真野副市長、東邦物産㈱の曽根淳哉取締役、JAたじまの金子洋一組合長