コウノトリ育むお米

活動レポート

コウノトリ育むお米が高級食パンに

2014.03.07
 兵庫県豊岡市産の「コウノトリ育むお米」を使った食パン「本朝食パン一六○九」の販売が、3月5日から始まりました。
 ㈱米麦館タマヤ(大阪府岸和田市)が製造するこのパンは、規格外の同米と麹を合わせて育てた天然酵母「甘酒種」をイースト菌の代わりに使い、酵母の独特の香りとさっくりとした食感が特長です。同社では、明治時代に姿を消した甘酒種パンの技術を使い、1987年から同名の食パンを製造していたが2012年に中止。復活を望む多くの消費者の声に応えようと、産地などにもこだわって原料を選ぶ中で、コウノトリのすめる豊かな環境をめざす同米の理念が選択の決め手となりました。
 3月3日に豊岡市庁舎で開かれた会見に出席した、JAたじまのコウノトリ育むお米生産部会豊岡北部支部役員の上山茂さんは、「こだわりの素材で作られるパンの材料となることは、これまでの努力が認められたということ。これからも安全・安心の米作りに励みたい」と話していました。
 百貨店「日本橋高島屋」とインターネットで購入でき、価格は1山500円(税別)、2山1,000円(税別)。

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甘酒種を使ったパンを紹介する上山さん(右)と、㈱米麦館タマヤの田中優宏社長(左)