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コウノトリ育むお米

活動レポート

生きもの調査の研修実施 生物の多様性を確認

2016.06.22

 人と自然環境にやさしい米作りを目指して栽培する、JAたじまの特別栽培米コシヒカリ「コウノトリ育むお米」の水田全域で、6月26日を基準日として水田の生きもの調査が始まります。7月2日までの1週間、同米を生産するコウノトリ育むお米生産部会の部会員全員が、水田とその周辺のカエル類、イトミミズやクモなどの個体数を調べ、生物の多様性に貢献する同米の農法の効果を確認します。

 同部会では、農薬や化学肥料の使用を控えたり独特な水管理を行ったりして、水田にコウノトリのエサとなる多様な生物を育むことで、安全安心で環境保全にも配慮したおいしいお米を生産しています。平成24年度から、農法の効果を確認し部会員の意識と連帯感を高めるため、毎年6月26日を「一斉生きもの調査の日」に設定。カエルの鳴き声にちなみ、語呂合わせで「ケロケロの日」として、同米の水田全域で生きもの調査を行っています。

 

160621ikimono.jpg 一斉生きもの調査の日を前に、同部会の各支部では調査の手順などを確認する研修会を開催。

 6月21日に養父市八鹿町伊佐のほ場で開いた生きもの調査研修会には、同部会養父支部の部会員20人が参加しました。

 参加者らは、あぜを捕虫網の柄などで叩いて歩き、カエルの個体数を数えたり、D字型の魚網で苗の条間をすくって水中にいるオタマジャクシや水生コウチュウ類などの個体数を調べたりしました。

 また、JAや行政職員が、水田にいるカエル類でもっとも新生体の確認が遅いトノサマガエルの変態を待ってから中干しを行うことや、毎年同じ場所、同じ手順で調べることなどを呼び掛けました。

 研修会に参加した養父市の谷村昭雄さんは、今年度から約54aで同米の栽培を始めます。谷村さんは、「環境保全とおいしいお米作りの両立は大変だが、価値のある取り組み。栽培方法や農法の理念などしっかり学び、安全安心でおいしいお米を多く作りたい」と話していました。