食農・地域貢献

活動レポート

親子で田植え体験

2013.05.28

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 地域の農業にふれようと香美町立柴山小学校5年生15名と保護者は5月25日、香美町香住区三谷の田んぼで「かにのほほえみ」(コシヒカリ)の田植えをしました。生産者の指導を受けながら、手植えに挑戦しました。

 

 美方郡香美町香住区の柴山地域は、日本海に面し漁業が盛ん。同校5年生保護者役員は、同校校区内に田んぼがないことから、子どもたちにも毎日食べている米の栽培を体験させてやりたいと企画。田植え体験は、同米の生産者・山田徳一さんの協力で実現しました。同米は、香住区特産の「香住ガニ」(ベニズワイガニ)の殻を堆肥にし栽培している米。12戸の農家が約6haで栽培しています。

 

 この日、山田さんの田んぼで、同校5年生の児童と保護者など約40人が田植えを体験。参加者は、手作りの看板を田んぼに設置したあと、横1列に並び、約1時間田植えをしました。初めての泥の感触に戸惑う姿も見られましたが、次第に慣れ、楽しそうに苗を植えていました。

 松本哲汰さんは、「楽しかった。秋の収穫が楽しみ」と話していました。学年委員の松本善寛さんは、「私が子どものころに体験した田植えを子どもと体験することができて良かった」と話していました。

 参加者の中には、かに加工場の経営者もあり、農業と漁業がつながっていることを改めて感じたようでした。

 秋には、収穫した米をかまどで炊いて、試食する予定です。

 

 

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