セリ市

活動レポート

今年初の子牛せり市を開催

2016.01.15

160113hatukousiiti.jpg 「神戸ビーフ」や特産松阪牛など高級牛肉の素牛「但馬牛」の、平成28年の初せりが1月13日、但馬家畜市場で始まりました。市全体の平均価格は、昨年同月より14万2,903円高の83万3,223円(税込)で、好調な出だしとなりました。

 

 せり市には、県内の繁殖農家が雌牛159頭、去勢牛197頭の合計356頭を上場。県内をはじめ、福井県や三重県、遠くは岩手県など全国から130人を超える購買者が集まりました。

 JAたじま管内からは雌牛114頭、去勢牛112頭の合計226頭を出品。平均価格は市全体より1万7,683円高い85万906円で、養父市や美方郡からの出品牛は特に高値相場となりました。キロ価格は3,588円で、昨年同月を667円上回りました。

 この日の最高価格は、美方郡新温泉町の中村文吾さんが出品した、父に「芳山土井」、母方の父に「丸富土井」の血統を持つ雌牛の147万6,360円(昨年同月比17万1,720円高)でした。

 JA畜産課の村尾忠司課長は、「出荷月齢が少し早い子牛がおり、もう少し増体してからの出荷が望ましいが、2月は同市場でのせり市の開催がないことから、出荷を早めた農家が見られた。全国的に和牛の需要に対して子牛の出荷量が少ないことから、今後しばらくは高値が続きそうだ」と話していました。