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たじまで農業

活動レポート

交配作業が最盛期 香住二十世紀梨

2013.04.15

 

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 香美町香住区で、香住果樹園芸組合が生産する二十世紀梨の人工交配作業が最盛期を迎えています。春先暖かい日が続いたため、例年より8日ほど早く開花しました。交配作業は4月20日過ぎまで続く見込みで、5月には摘果や袋かけ作業をする予定です。

 

 同区は県内一の梨産地。60戸の農家が、二十世紀梨を主力に約20haで栽培しています。山の斜面を利用して栽培している梨は、昨年度大雪により樹の枝が折れるなど大きな被害を受け、面積の縮小や廃業する農家もありました。最盛期の昭和45年に約280戸あった農家は年々減少しています。

 

 明るい話題があります。今年度、一人の若者が仲間に加わりました。香住区下浜で民宿を経営する松井和也さんです。農業は未経験で、これまでは我が家の畑を手伝うぐらいしかなかったという松井さんは、家族4人で梨の栽培を始めました。産地を維持しようと2年前に発足した同組合の若手生産者のグループ「香住待ったナシ」(田門健太代表、8人)が、剪定作業を受託し、松井さんの農園でも4月14日から交配作業が始まりました。梨の交配は特に重要な作業であり、専用の交配筆に花粉をつけ、梨の花一つひとつ丁寧に交配していきました。

 松井さん「梨の産地を絶やしたくない。梨の栽培は、わからないことばかりだが、先輩農家に教えてもらいながら、9月にはおいしい梨が収穫できるようにがんばりたい」と話していました。