たじまで農業

活動レポート

朝倉さんしょ 苗木の新植10,000本を目指そう 生産者大会で決意

2013.10.23
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 JAたじま朝倉さんしょ部会とJAたじまは10月22日、実サンショウ「朝倉さんしょ」の生産振興を目的に、生産者大会をJAたじま総合営農センターで開きました。大会には生産者、行政関係者、JA役職員ら約130人が出席し、「但馬ブランド"朝倉さんしょ"」を合言葉に仲間づくりと産地づくりを進めることなどを決議しました。

 大会では平成25年の出荷実績をJAが報告。283人の生産者が約3.6t出荷し、販売額は約670万円でした。今年は開花期の低温と肥大期の少雨の影響で収量が伸び悩み、昨年の約5,2tを大きく下回りました。兵庫県農林水産技術総合センターによる栽培技術の研修も行い、品質の向上と収量増のため、施肥の時期と肥料の量に注意し、剪定によって樹形を調整するよう指導しました。
 部会では平成21年度から、関係機関が改良した枯れにくい苗木を部会員に販売して新植を進めています。但馬全域での新植は平成25年度までに約5,000本で、今後2年間で10,000本を目指します。

 同部会の福井悦雄部会長はあいさつで、「料理コンテストを開いたことで、朝倉さんしょの食べ方が増えてきた。収量を増やして、販売者と消費者の期待に応えよう」と呼びかけました。

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福井部会長の読み上げた大会決議案に承認の拍手をする参加者