たじまで農業

活動レポート

増産に向けてフクノハナ田植え式

2014.05.22

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 出石フクノハナ生産部会は5月20日、豊岡市出石町袴狭のほ場で特別栽培米フクノハナのお田植え式を開きました。式には、生産者、行政、JA職員の他、取引先の蔵元の株式会社福光屋(本社:金沢市)社員など約40人が出席。近くの豊岡市立小野小学校の児童16人を招き、豊作を願って一緒に田植えをしました。

 

 フクノハナは、産地銘柄として日本で唯一、豊岡市出石町で栽培されている酒造好適米。同部会では平成26年度、89人の生産者が昨年度より13ha増の67haで栽培し、330tの出荷を目指します。

 

 式では、同JA営農生産部の山下正明部長が、「新しくカントリーエレベーターを建設するなど、JAも生産者を支えていくので、良い品質のものを多くの消費者に提供できるように増産に取り組もう」とあいさつ。地元の袴狭営農組合の山本苗夫組合長がフクノハナの歴史や特別栽培の農法について説明しました。

 

 同部会の多田雅善部会長は、「近年、日本酒の人気が高まっている。需要に応えられるよう、生産者だけでなく関係者と協力して増産に取り組みたい」と意気込んでいました。

 ㈱福光屋の生産本部研究開発部の上松昇次長は、「消費者に安全・安心でおいしいお酒を届けるため、今年も高品質なフクノハナを生産してほしい」と期待していました。

 

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