たじまで農業

活動レポート

活動を活発に販売高と品質の向上を目指す

2015.02.27

 JAたじまの但東町野菜生産組合は2月26日、豊岡市但東町で通常総会を開き、平成26年度の出荷実績の振り返りと平成27年度の取り組みを確認しました。

 

 同組合では平成26年度、34人の生産者がピーマン、緑化ウドやエンドウなどを約7.1haで栽培。曇天による日照不足で収量や価格の変動が大きかったですが、台風による大きな被害もなく平成25年度より16t増の235tを出荷しました。平成27年度は、仲間づくりのための声かけをしたり活動が活発な地区を助成したりして栽培面積を拡大し、11haで8,000万円の販売高を目指します。また、土づくりや栽培の管理を徹底して品質を向上し、兵庫県、豊岡市やJAの認証ブランドの登録面積を広げたり、地元の小学校と連携して栽培や収穫など食育活動を積極的に行ったりします。

 

 総会には、生産者、市場関係者、行政やJA職員ら34人が出席。JAたじま但東支店の源田茂支店長が「日々、生産性や品質の向上に取り組んでいる生産者の力になれるよう努めていく。JAと一体になって、農産物の振興に取り組もう」とあいさつしました。

 また、同組合が栽培の意欲と品質の向上を目的に開いている、ピーマン栽培コンクールの表彰を行いました。栽培本数、秀品率、木1本当たりの平均収量やほ場の状態などを役員が審査し、最優秀賞に上坂正明さん、敢闘賞に武知武雄さんを選びました。上坂さんは自身の栽培を振り返り、「毎日ほ場を見て回り、水や肥料は足りているか、病気や虫は発生していないかといった健康状態の管理が大切」だと話していました。

 

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優秀栽培者として表彰を受ける上坂さん(中央)と武知さん(右)

 

 この他、市場関係者や行政から平成26年度の市場動向と栽培の改善点などの報告がありました。出席者らは平成27年度の栽培に生かそうと、熱心に話しを聞いたり他の出席者と意見を交わしたりしていました。