たじまで農業

活動レポート

今年度も開講 35人が有機農業を学ぶ 

2015.04.07

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 豊岡営農生活センターは4月6日、有機農業について学ぶ「やさしい有機農業教室」を同センターで開講しました。講義は4月から来年の1月まで計10回。平成27年度は過去最多の35人が申し込み、講義や果菜類などの栽培を通して有機農業について学びます。

 同教室は、化学肥料や農薬を使わない自然の生態系を生かした有機農業を広めようと同センター管内の組合員を対象に平成24年に始めたもの。神戸大学名誉教授で兵庫農村社会研究所理事長の保田茂さんらが講師を務めます。

 開講式には、受講者のほか、行政やJAなどの関係者あわせて約40人が出席。同センターの中嶋吉宏センター長が、「最後まで受講して、有機農業の基礎知識や技術をしっかりと身に付け実践してほしい」とあいさつをしました。

 第1回は、有機農業の考え方や肥料の作り方を学びました。受講者は講義を受けたあと、4班に分かれてぼかし肥料を作りました。米ぬかや魚粉、油かすなどを分量通りに手でよく混ぜ合わせ、袋に詰めて密封しました。約3週間で発酵し、5月のナスやピーマンなどの栽培に肥料として使います。

 初めて受講した主婦は、「家族に安全安心なものを食べさせたいと思い参加した。学んだことを早速実践し、おいしい野菜を作りたい」と話していました。