たじまで農業

活動レポート

但馬1号高接ぎ 早生梨の振興図る

2015.06.05

150602tajima1go-.jpg 兵庫県梨振興協議会が6月2日、今年から県が育成した早生の青梨「但馬1号」の高接ぎによる接ぎ木活着調査を行いました。同協議会の香美町、新温泉農業改良普及センター、JAたじまの職員と県農業技術センター研究員の9人が生産者のほ場を巡回し、活着状況を確認しました。

 但馬1号は、糖度が高く、芯が小さくて果肉が多いのが特徴。収穫時期は8月中~下旬で二十世紀梨よりも早く収穫できます。美方郡はナシの産地で、二十世紀を中心に93軒が約30ha栽培。そのうち但馬1号を、5軒で218本の高接ぎをして実証栽培しています。今後、生産者を増やして、再来年の市場出荷を目指します。

 温泉町果樹園芸組合の重本和子さんのほ場では、37本の高接ぎをして、そのうち35本の活着が確認できました。同果樹園芸組合の重本静男組合長は、「手で作業をしないといけないので大変だが、盆から食べられるおいしい梨を作るため頑張っていきたい」と話しました。

 来年、「但馬1号」の愛称を公募する予定です。