たじまで農業

活動レポート

香住の「木の芽」出荷最盛期

2013.04.05

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木の芽を収穫する門浦部会長

 香住野菜生産組合山椒部会が生産する木の芽(サンショウの若葉)が、出荷の最盛期を迎えています。今年は天候に恵まれ、例年より10日ほど早い3月29日から出荷を始めました。4月末までに京都の市場を中心に約1.5tを出荷する予定です。

 同部会は、美方郡内の31戸の生産者で構成。御崎地区では、40年以上も前から、日本海に面した山の斜面を利用して木の芽の栽培が盛んです。日当たりが良いため、この当たりでは一番早く芽が出ます。現在15戸の生産者が栽培に取り組み、全体の出荷量の約8割を占めています。収穫には手間と時間がかかる手作業のため、家族や親戚が集まって作業をしています。 

 今年度、部会長に就任した門浦光吉さんは、「この時期になると木の芽の収穫作業に人が集まり、集落に活気が出る。生産者の高齢化が進んでいるが、後継者を育て、この地の木の芽を絶やさないようしたい」と話していました。