たじまで農業

活動レポート

現地で水稲栽培をアドバイス

2013.06.20
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養父市八鹿町宿南地区での様子

 八鹿営農生活センターは6月13日、水稲の栽培について指導する「あぜ道相談会」を養父市内8カ所で開きました。良質で食味の良い米を多く収穫できるようにすることが目的で、参加者は8会場合わせて250人でした。
 宿南地区の相談会には16人が参加。高温少雨が続く中での生育の様子や今後の水管理などについて、JAと朝来農業改良普及センターの職員が説明しました。特に、米の等級落ちの原因になるカメムシの被害を防ぐため、草刈りを徹底するよう呼びかけ、参加者は、中干し時期を判断する方法やカメムシの生態について熱心に質問していました。

 また、和田山営農生活センターは6月10日から14日までの5日間、朝来市内38カ所で「あぜ道講習会」を開き、計782人が参加しました。
 14日の和田山町比治地区の会場には20人の農家が集まり、約1時間の講習を受けました。職員は今後の水管理を効率的に行うための溝きりと、カメムシ被害を防ぐために草刈りが重要だと説明し、作業を徹底するよう呼びかけました。また、市内で生産が盛んな丹波黒大豆についても、播種や移植、排水などについて注意点を説明しました。
 農家の田村定信さんは、「講習会で説明を聞いて、これからの作業や手順を再確認することにしている。田んぼの様子で気になることを何でも聞ける場だ」と話していました。
 講習会ではこのほか、例年になく猛暑が続いていることから、十分な休憩と水分を取ることで熱中症を予防するよう呼びかけました。

 どちらのセンターも、7月に第2回を予定しています。

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朝来市和田山町比治地区での様子