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たじまで農業

活動レポート

機械化で小豆生産拡大を目指す

2013.08.29

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 「美方大納言小豆」のブランド化を進める美方大納言小豆ブランド推進協議会は8月27日、新温泉町栃谷の実証ほ場で、機械による土寄せの現地講習会を開きました。生産者ら約20人を前に実演し、耕作放棄地の活用と機械の共同利用を呼びかけました。

 

 美方大納言小豆は、古くから美方郡内で栽培され、一般的な小豆に比べ、粒が大きく煮崩れしにくいのが特徴。昨年度は約400人の生産者が16tを出荷しました。

 

 生産者の高齢化が進み、また栽培のほとんどが手作業であることなどから、生産者、栽培面積ともに減少傾向にあります。そこで、生産者やJA、行政などで組織する同協議会は、集落営農などの集団栽培での機械の共同利用を呼びかけ、産地拡大を目指しています。

 

 昨年度には、山間部の同町桐岡をモデル地区として実証ほ場を初めて設置し、地元の営農組合が栽培に取り組みました。2例目として、今年は平坦地の栃谷地区が、地区内の耕作放棄地計53aを活用し、県とJAの助成を受けて試験栽培を始めました。地元住民で作る「バイカモ楽農会」(10人)が管理をします。

 

130827azuki2.jpg 今回の実演では、トラクターの後ろにディスク式の培土機を付けて土寄せをしました。ディスク式なので、水分が多いほ場でも土を練らずに土を寄せることができ、ローター式の2倍の作業速度で燃料の消費を抑えられます。また、ディスクの角度や位置を容易に調整できるので、ほ場の状態や生育状況に合わせて作業ができます。

 

 土寄せは、根の発達を促し、空気中の窒素を養分に変える根粒菌の活性化を高めることと、倒伏を防ぐために重要な作業。種まきの2週間後と1ヶ月後の2回行いますが、暑い時期での作業となるため、肉体的な負担が多くなります。

 

 バイカモ楽農会の小谷正美会長は、「ここを整地するのが大変だったが、耕作放棄地を活用することができた。良い結果が出れば、今後も続けて取り組んでいきたい」と話していました。

 9月には動力噴霧器を使って薬剤の散布、11月には脱粒機を使って脱粒作業を予定しています。