たじまで農業

活動レポート

甘み十分 香住二十世紀梨まもなく出荷

2013.08.23

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 香美町香住区の特産「二十世紀」梨の出荷を前に、香住果樹園芸組合は8月23日、香住支店で出荷説明会を開きました。果実の肥大は例年並みで、甘さも十分だそうです。昨年より1日早い8月30日から今季の出荷を始めます。

 

 香住区は県内一の梨産地。60戸の農家が、二十世紀を主力に約20haで栽培しています。今年は一部のナシ園で、4月の開花期の低温による交配不良や、ひょうが降りアザが見られる果実がありました。5月は雨が少なく生育への影響が心配されましたが、7月以降は高温で適度に雨が降り、順調に生育しています。

 

 22日にはナシの出来栄えを調べる品位査定会を開き、約40戸が持ち込んだナシを県やJAの職員らが、糖度や大きさなどを調べました。平均果実重は335.3g、平均糖度は10.4度で、大きさは例年並み、糖度は昨年に続き高い結果となりました。

 

 説明会には、組合員ら約30人が出席。生育状況や品位査定会の結果の報告、出荷の計画や要領などを確認しました。出荷は、9月20日まで続き、昨年より40t増の180tを目指します。

 谷脇一正組合長は、「糖度が高く、いいナシができている。昨年は雪害の影響で収量が少なかったが、今年は例年並みの収量を確保したい」と話していました。