閉じる
たじまで農業

活動レポート

「棚田百選米」生産部会が誕生

2014.02.21

140216tanada-nukida.jpg

 「日本の棚田百選」に選ばれた棚田がある美方郡香美町小代区の貫田地区で、生産者7戸が「JAたじま棚田百選の村ぬきだ部会」を設立しました。2月17日に同地区の公民館で開いた設立総会には、生産者のほか、取引先の業者や香美町、JAなどの関係者ら16人が集まりました。

 

 小代区の水田の多くが山の傾斜を利用した棚田。貫田地区には、標高約500mのところに「日本の棚田百選」に認定されている棚田「うへ山」があります。休耕田はほとんどなく、豊かな自然環境と景観の美しさから、平成11年に農林水産省の認定を受けました。豊富な水、昼夜の寒暖の差などの環境条件がそろったおいしい米として評価が高く、JAは「棚田百選米」として集荷しています。

 

 部会の設立は、棚田の保全と付加価値を高めた販売の継続、生産基盤の強化を図ることが目的です。特徴のある米を販売したいと業者から要望があり、平成24年から大手百貨店の株式会社三越伊勢丹の首都圏の店舗で試験的に販売を始めました。平成24年産米、25年産米はともに約6tを出荷し、売れ行きは好調です。総会では、JAが全量を集荷し、精米業者の有限会社カワサキ森田屋(東京都)に出荷、精米された米は伊勢丹立川店を中心とした伊勢丹店舗で販売することが約束されました。26年産は7.5tの出荷を目指します。

 

 伊勢丹立川店営業統括部の真野重雄セールスマネージャーは、「順調に売れている。生産者のこだわりや思いを消費者にしっかりと伝えたい」と話しました。総会で、会長に選ばれた中村強さんは、「住民に声を掛け、部会員を増やし、みんなで協力して美しい棚田を守っていきたい」と話していました。

 部会では3月に地域で説明会を開き、参加農家を募り、規模を広げたいとしています。