たじまで農業

活動レポート

栽培技術を向上し良質なナシを届けよう

2014.02.28

 豊岡果樹部は2月27日、温泉宿ひだまりで第49回の通常総会を開き、平成26年度の取り組みについて確認しました。部員と行政、JAたじま職員など9人が出席しました。

 

 同部は平成25年度、8人の生産者が「二十世紀」を中心に進物用のナシ1,968㌔を出荷。開花期前後の低温による結実不良や4月下旬の降雹の影響で、収量は平成24年度を287㌔下回りました。出荷の出だしは収量や品質が低下したものの、その後の好天で生育は回復。最終的には平年を上回る良質となりました。

 平成26年度は行政やJAと協力しながら、講習会などを充実させ、栽培技術の向上を目指します。

 

 同部の原田益男部長は、「鳥獣害や部員の高齢化など課題は多いが、できる限り多くの消費者に良質なナシが届くように、生産者と行政、JAが一体となって生産に取り組みたい」と話していました。

 

 またこの日は総会後、生産者一人ひとりの意見を部会の活動に反映させることを目的に座談会を開催。需要が高まるお盆の時期に出荷を合わせた栽培や、糖度の高い品種の検討など、消費者の需要に合わせた栽培について意見を交わしました。

 

140227kaju.jpg

座談会で活発に意見を交わす部員ら