たじまで農業

活動レポート

良品計画社員が蛇紋岩米の稲刈りを体験

2014.09.11

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 JAたじま蛇紋岩米部会は9月10日、取引先の株式会社良品計画(本社:東京都豊島区)の社員5人を招いて稲刈りをしました。同部会では、生産の現場や産地の様子を知ってもらおうと、毎年同社社員と一緒に田植えや稲刈りを行っています。

 同米は、マグネシウムを多く含む蛇紋岩地帯で栽培されたコシヒカリで、粘りがあり甘みが強いのが特長。養父市内の生産者85人が栽培していて、平成26年度は105tの出荷を目指します。同社のカフェ・ミール部門では、国内の19店舗と香港の1店舗で同米を使用。また、無印良品の店舗では同米を販売するなど、約20tを取り扱っています。

 稲刈りは、5月に同社社員が田植えをした、同部会役員の森本洋司さんのほ場(養父市関宮・20a)で行いました。社員らは稲刈り鎌を手にほ場に入り、部会員に教わりながら、たわわに実った稲を刈り取りました。Café MUJI京王聖蹟桜ヶ丘店の古谷未来店長は、「普段お店で使っているお米の産地を訪れ、蛇紋岩層を見たり稲刈りを体験したりして、お米が育つ環境や農家の方の大変さなどを知った。こうした背景なども、お客様に伝えていきたい」と話していました。

 同部会の太田豊部会長は、「稲刈りなどの体験を通じて生産者と販売の関係者の結びつきを強め、1人でも多くの人に蛇紋岩米の良さを知ってほしい」と話していました。

 

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社員らに蛇紋岩地帯の特徴を説明する森本さん(左)