たじまで農業

活動レポート

お鍋にいかが 「軟白ねぎ」新温泉町で収穫始まる

2014.10.21

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 青葉まで食べれる白ネギ「軟白ねぎ」の収穫が10月17日、美方郡新温泉町で始まりました。今年は8月に雨が多かったものの4月の種まきから作業は順調に進み、例年どおりの出来だそう。出荷は12月初旬まで続き、JAたじまを通して生活協同組合コープこうべ(生協)や神戸市内の市場に昨年並の約20tを見込んでいます。

 

 同ネギは、主に白い部分を食べる根深ネギでありながら葉もやわらかく、青ネギのように青い部分も食べられるのが特徴。地元農家でつくる軟白ねぎ生産者組合の13戸が、標高約400mの二尾山などの高地を利用して約180aで栽培しています。

 同生協との契約栽培で、化学肥料と農薬を県の基準の半分以下に抑え、兵庫県認定食品「ひょうご安心ブランド」にも認定されています。5月下旬から6月にかけて苗を植えつけたあと、白い部分を多くするために5回以上土寄せを行います。白根が30cm以上になると収穫します。

 

 今年仲間に加わった北村誠夫さん(写真)は、二尾山で約15aを作付けました。北村さんは、「ネギは湿度に弱いがここは風通しが良くネギの栽培に適している。畑に雨が溜まらないように溝を作るなどして排水管理に特に気を配った」と今年を振り返ります。

 この日は仲間たちと、掘り取り機を使って太く大きく育ったネギを収穫。生産者に声を掛けてもらったのがきっかけで始めたという北村さんは、「先輩やJA職員の指導のおかげでいいネギができた。ネギは寒くなると甘みが増しよりおいしくなる。鍋や天ぷらにして食べてください」と話していました。