前田さんが2年連続最優秀賞 美方大納言小豆品評会
美方大納言小豆生産組合は12月10日、美方大納言小豆品評会の表彰式を保健福祉センターすこやかーにで開きました。出品された美方郡特産の小豆「美方大納言」127点の中から、最優秀賞に選んだ香美町村岡区板仕野の前田幸男さんら入賞者11人に賞状を贈りました。前田さんは2年連続で最上位に輝きました。
品評会は、生産技術と品質の向上を目的に開催。11月21日には、美方郡内の生産者から昨年より24点多い127点が出品され、同組合長の長谷坂栄治さんのほか、JAや新温泉農業改良普及センターの職員、取引先の業者ら12人が審査。粒揃いや色合いなどを見極め、最優秀賞1点、優秀賞4点、技術賞5点、特別賞1点を選出しました。
表彰式には、生産者のほか、JAや行政など関係者ら多数が参加して本年度の出来栄えを讃えました。同小豆の栽培を始めて5年になる前田さんは約10aを作付け。一粒一粒の大きさや色合いがよく揃っており、美方大納言の特徴がよく表れていることが評価されました。前田さんは、「家族で取り組んできたので、選ばれてうれしい。今年は天候などの影響もあり昨年より収量が減った。来年は少しでもたくさん出荷できるようにがんばりたい」と話していました。
美方大納言は、古くから美方郡で栽培され、一般的な小豆に比べ、色鮮やかで粒が大きいのが特徴。今年度は生産者199人が、約19haで作付けし、5.5tを出荷しました。今年は、7月下旬の播種時期の雨不足と、8月の長雨や日照不足により生育が悪く、莢数が少なかったことなどから、昨年度の5割程度の収量となりました。
入賞者は次の通り。
最優秀賞 前田幸男さん
優秀賞 西村英明さん、馬場浩さん、田中美幸さん、井上至信さん
技術賞 田門信二さん、藤井揚治さん、福味昭子さん、太田福一さん、坂本きく枝さん
特別賞 北村誠夫さん