たじまで農業

活動レポート

村岡米の理解者を増やしたい 消費者招き交流会

2016.09.20

 160918muraokamai1.jpgJAたじまの村岡米生産組合は9月18日、美方郡で栽培される「村岡米」の理解者やファンを増やすことを目的に、同米の生産ほ場に消費者を招き、販売者、消費者、生産者、JA職員が一緒に農作業を行う「産地交流会」を開きました。

 交流会は平成15年から毎年行われていて、田植えから稲刈りまでを体験する全3回企画。交流会にはJA職員を含む110人が参加し、5月に植えた稲やサツマイモを収穫しました。

 稲刈りでは同組合の生産者が鎌を使った稲の刈り方を指導し、参加者は慣れないながらも一株一株刈り取ったほか、サツマイモの収穫ではスコップでサツマイモを傷つけないよう丁寧に掘り起し、収穫の喜びを味わいました。

 大阪から訪れた親子は「農家の方々の大変さや村岡米に対する思い、食べ物ができるまでの過程など、田植えや稲刈りといった貴重な体験を通し学ぶことができた。交流会に大変満足している。来年もまた親子で参加したい」と喜んでいました。

 同組合の田中市郎組合長は「参加者の皆さんに村岡米の存在だけでなく、農家のお米を作る苦労やこだわりも理解していただけるのはありがたい」と話していました。

 村岡米は香美町村岡区、小代区の標高300mを中心とした中山間地域の昼夜の温度差を生かし有機質100%の肥料、農薬の使用を通常の半分以下、または、無農薬に抑えた特別栽培米です。同米は艶があり粘りも強く、冷めてもおいしいのが特長。同組合が約27haで作付けしています。