たじまで農業

活動レポート

マル畑のカキ初出荷

2016.11.08

161104maruhata.jpg 養父市八鹿町の畑中地域で「富有柿」を生産するマルハタ柿生産組合は11月4日、「マル畑のカキ」の出荷を始めました。今季は多雨と日照不足の影響で色付きが遅れていましたが、質、量とも平年並みです。出荷初日は、100kgを出荷。地元や京阪神の市場に出荷するほか、贈答用として全国に発送します。出荷は12月上旬までで、3.5tの出荷を目指します。

 同組合では今季、7人が1.65haで「富有柿」を生産しています。ミネラルを多く含む蛇紋岩地帯の土壌や氷ノ山からの清流を生かし、有機肥料を使って栽培した同組合の「マル畑のカキ」は、色づきとつやが良く、甘みが強いのが特長です。

 10月26日には、同地域公民館でカキの目合わせ会を開催。生産者らがカキを持ち寄り、朝来農業改良普及センターやJAの職員が一点一点糖度や重量などを調べました。持ち寄ったカキの平均糖度は14.1、平均果重は271.8g。JAの担当者は「これから寒くなると着色が進み、甘みも増してくる」と話しました。

 同組合の秋山薫基組合長(写真)は「一部で熊やカラスなどの被害が見られるが、今のところ影響は小さい。しっかり対策して、多くの人においしいマル畑のカキを届けたい」と話していました。

 価格は7.5kg入りでMサイズ3,500円、Lサイズ4,500円、2Lサイズが5,500円、5kg入りLサイズが3,600円、2Lサイズが4,300円(いずれも送料、税込み)。問い合わせは八鹿営農生活センター(TEL:079-662-4141)まで。