たじまりんどうの適正な管理を学ぶ
「たじまりんどう」産地化プロジェクトチームは12月22日、平成29年度に本格出荷を迎える栽培2年目に向けた講習会を総合営農センターで開きました。生産者、行政関係者やJA職員ら21人が参加し、今年度の栽培の振り返りと今後の管理を学びました。
講習会では、特産課の中村成之課長が、「次年度の出荷に向けて集荷・販売体制を整えるなど、JAは生産者をしっかりと支えていく。さまざまな意見を交わし、今後の生産に生かしていこう」とあいさつ。
国家戦略特区事業者として花卉を生産する株式会社やぶの花の高木規之さんが、枯れた枝は取り除きほ場外に出す、病害虫が発生する前に予防的に防除するなど、自身の経験をもとに栽培の注意点を説明。出荷調製時は、できる限り水に浸けておく時間を長くするなど、鮮度を保てるような工夫を呼び掛けました。
講習会の参加者は、「関係機関や生産者同士で意見を交わしながら栽培してきた。どれだけ出荷できるか不安はあるが、良質なリンドウを多く出荷できるよう今日学んだことを実践したい」と意気込んでいました。
同チームは、㈱やぶの花、兵庫県、JAたじま、JA全農兵庫で組織。豊岡市、養父市や美方郡の生産者11人と、但馬全域でリンドウの新たな産地化を目指します。