たじまで農業

活動レポート

コープこうべの組合員が田植えを体験

2014.05.12

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 生活協同組合(生協)コープこうべの組合員らが5月11日、特別栽培米のコシヒカリ「つちかおり米」のほ場(香美町村岡区森脇)で田植えを体験しました。同米の生産者やJAたじま職員らが、訪れた組合員と一緒に田植えをして、交流を深めました。

 

 同米は、同生協との契約栽培米。環境にやさしく食味の良い米がほしいという組合員の要望で、1988年から栽培を始めました。農薬や化学肥料の使用を慣行栽培の半分以下に抑えて栽培する特別栽培米。当初は一部の地域の生産者98戸が21.5haでスタートし、その後但馬全域に広がり、現在では473人が約290haで栽培しています。 

 

 同生協では、1年間定期的に米を届ける頒布会システム「お米の友の会」で様々な産地の米を取り扱っています。その中でも同米は主力商品で、生産者と消費者の交流を目的として定期的に交流活動を行っています。

 

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 この日、生産者の森隆さんのほ場で、手植えと機械による田植えを行いました。参加したのは、「お米の友の会」の会員で「フードプラン兵庫県産つちかおり田植え体験ツアー」に応募があった中から選ばれた9組27人。参加者らは、生産者やJA職員らに、苗の植え方を教わりながら、木製の枠を使い印にそって1つ1つ丁寧に植えていきました。

親子4人で神戸市から参加した中澤充宏さんは、「4人とも田植えをしたことがなかったので参加した。豊かな自然環境や生産者の苦労もわかった。子どもたちも喜んでくれていい体験ができた」と話していました。