たじまで農業

活動レポート

地域農業の発展に向けて営農組合を設立

2014.07.17

140715simojima.jpg

 

 豊岡市城崎町にほ場を持つ農家19戸が7月15日、「下島営農組合」を立ち上げました。農業機械や施設を効率的に使い、農業経営の合理化と安定化につとめることで、地域の農業に貢献することが目的。組合長には岩本隆夫さんが就き、地域農業の発展へ決意を示しました。同町の楽々浦交流館で開いた設立総会には、組合員、行政やJA職員など22人が出席し、新たな営農組合の発足を祝いました。

 同組合は、平成25年8月から、先進的な営農組合を視察するなどして設立に向けて準備を進めてきました。「後世に残そう、豊かな大地」をスローガンに掲げ、担い手不足による耕作放棄地の増加、農業資材や機械の高額化や獣害の拡大など、農業を取り巻く課題に個人ではなく組織で対応。住民や関係機関と協力しながら、地域全体で解決していく方針です。当面は農作業の受託が主となりますが、今後は地域の住民と共同での収穫祭の運営、広報紙の発行や若手農業者向けの研修などを実施する予定です。

 JAたじま豊岡営農生活センターの池田勝彦センター長は、「地域の農業を守る新たな担い手として、農業の様々な課題に積極的に取り組んでほしい」と話し、組合の活動を支えていく考えを示しました。

 組合長に就いた岩本さんは、「組合員や関係機関と協力しながら、組合員だけでなく地域の住民と一緒に活動に取り組みたい」と意気込んでいました。