たじまで農業

活動レポート

神鍋高原のキャベツを使ったお菓子新発売

2015.02.04

 道の駅「神鍋高原」を運営する株式会社日高振興公社は、豊岡市日高町の特産の神鍋高原キャベツを使ったスナック菓子「神鍋高原キャベツチップ」を開発。1月1日から販売を始めました。観光客を中心に人気を集め、当初の予想を凌ぐ売れ行きを記録しています。

 

 神鍋高原特有の腐葉土が混じり合った黒ボク土と昼夜の気温差を生かした神鍋高原キャベツは葉がギュッと締まり、シャキッとした歯応えで、みずみずしい甘さが特長。JAたじまの神鍋高原園芸組合では、24人の生産者が7haで栽培しています。出荷は阪神方面や地元の市場に、6月上旬から7月中旬が主です。

 

150129chips.jpg 以前から、冬など出荷が少ない時期にも同地のキャベツを求める声が多く、年中キャベツを味わってもらえるようにと、同公社は平成26年7月に開発に着手。地元の加工食品販売会社のはーと食品と連携して、試行錯誤しながら開発を進めてきました。

 

 神鍋高原キャベツチップは、細かく刻んだキャベツと生地を混ぜ合わせ、エビなどを加えて油で揚げたもの。キャベツの風味を生かしつつ、子どもから大人まで幅広い世代においしく味わってもらえる味に仕上げました。商品の中身だけでなく、生産者の写真を載せたり、山陰海岸ジオパークのロゴマーク商品に登録したりと、地元ならではのパッケージにもこだわっています。同公社の広報担当者は、「キャベツの風味を残すのに苦労した。子どもから大人まで楽しめる味に仕上げているので、家族みんなで味わってほしい」と話していました。

 

 キャベツチップは1袋120g入りで470円(税込み)。当面は道の駅「神鍋高原」(℡0796-45-1331)でのみ販売します。