たじまで農業

活動レポート

酒造好適米兵庫北錦 更なる質の向上を決意

2015.02.04

 酒造好適米「兵庫北錦」の生産者で組織する浜坂兵庫北錦生産部会は1月30日、JAたじま浜坂支店で第11回の定期総会を開き、「オール1等米を目指そう!」をスローガンに、一層良質な兵庫北錦の生産に取り組むことを確認しました。総会には、部会員、行政やJA役職員ら約50人が出席しました。

 

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 同部会では平成26年度、新温泉町浜坂地域の生産者80人が約34haで同米を栽培しました。8月は曇天や台風などによる日照不足が生育に影響。青未熟米が見られたものの、部会役員らがほ場を回り適期の刈り取りを呼び掛け、1等米比率は96.8%と、昨年を大きく上回りました。平成27年度も引き続き、適期の刈り取りを呼び掛けたり取引先の酒蔵を訪れて意見を交わしたりしながら、品質をさらに向上し、195tの出荷を目指します。

 

 総会では、JAたじまの友田達也常務が、「近年、和食文化が見直され国内外で日本酒の人気が高まっている。増産に向けて、関係機関と協力しながら生産者を支えていく」とあいさつ。JA全農兵庫の職員が酒造用米穀をめぐる情勢を報告しました。部会員らは全員で部会のスローガンを唱和し、来年度の栽培に向けての意識を高めました。

 

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総会で行われた役員改選で会長に就いた坂本凱章さん(中央)