たじまで農業

活動レポート

特産「神鍋高原キャベツ」 出荷最盛期

2015.07.01

150629kyabetu1.jpg 冬はスキー客らでにぎわう神鍋高原(豊岡市日高町)で、初夏のキャベツ「神鍋高原キャベツ」の出荷が最盛期を迎えています。多い日で一日当たり30tを大阪や神戸、地元の市場に出荷。出荷は7月中旬までで、昨年並の約260tを目指します。

 「神鍋高原キャベツ」は、秋に定植し雪の下で越冬させて初夏に収穫します。神鍋高原の火山灰土と昼夜の寒暖の大きさ、寒い冬を越すことで、甘みが増しシャキッとした歯応えがあるのが特色。キャベツ生産者で構成する神鍋高原園芸組合の24人が7haで取り組んでいます。

 今年は5月の雨不足が心配されましたが、6月に入って適度に雨が降り、生育は順調。例年より1週間ほど早い6月10日から出荷が始まり、品質は上々だそうです。

 約35aで栽培する名色支部の岡森圭三支部長は、直径約20cm余りに育ったキャベツを次々と刈り取っていました。岡森さんは、「玉の大きさや形が揃っていて出荷も順調。新鮮で実がギュッと詰まった神鍋高原キャベツをぜひ食べてください」と話していました。